はじめに
目眩症状が起こっている場合は、まずは安静にする事が大切です。
しかし、目眩症状を引き起こす疾患には脳血管疾患等の緊急性の高い疾患の場合もあります。
脳血管疾患(脳出血・脳梗塞)の場合は、早期治療をしなければ症状が重症化する事もありますので、医療機関を受診し然るべき治療を受けて下さい。
メニエール病と診断された場合は内服加療が一般的ですが、症状が軽減しない場合は本項の記事を参考にセルフケアを行って頂く事を推奨致します。
症状
突発的に目眩発作が起こる事が代表的ですが、その他に難聴、耳鳴り、耳閉感、吐き気を伴う場合があります。症状は再発しやすく、数日から数ヶ月単位で繰り返されます。
原因
耳の内耳にある三半規管という組織にはリンパ液で一定を満たされています。しかし溜まりすぎる事で浮腫を起こすと難聴や目眩発作が起こります。原因については一般的には不明とされています。しかし処方される薬については、内耳の浮腫を排出させる為の利尿薬や炎症を抑えるステロイド薬が一般的です。内耳の血行状態が悪いと三半規管内の老廃物等が上手く排出できない(=静脈の血行不良)十分な血液が耳に送られなければ細菌・ウイルス退治に必要な成分が不十分(動脈の血行不良)となります。また他の項の”突発性難聴”でご紹介の通り、耳への血行不良が起これば難聴症状を引き起こします。
薬により緩和されても血行不良を伴いやすい状態であれば、症状は改善せず何度も再発します。
そして薬を常飲する事による副作用等で不調症状を起こすリスクも増やします。
上記より結果的には耳周りの血行状態を整える必要があります。
耳の血行不良を引き起こす原因について
他の項でも挙げている通り、首周りの筋肉の圧迫による血行不良や動脈硬化が挙げられます。
※動脈硬化については、別項に紹介しておりますのでご拝読下さい。
対策
首の筋肉を柔らかく整える
耳の下から鎖骨内側1/2に向かう方向(右耳であれば右鎖骨)に外径動脈と内径動脈に分岐する頸動脈があります。
まずはそのライン上にある筋肉をターゲットにします。硬い筋肉を軽めに抑えて首を横に大きく動かしたり、ホットタオル等を当ててほぐしていきます。
症状緩和に効果的である場所が、耳側です。(上側のライン)
筋肉をほぐしても症状が軽減しない場合は、そのやり方が正しくない、過剰に刺激をしている場合もあります。
その場合は、ホットタオルから行う事を推奨します。
さいごに
首周りの血管については、筋肉を柔らかくする事で循環状態を整える事は可能ですが、
一度硬くなってしまった筋肉は、単純なストレッチ(首を曲げる等)を行っても十分な結果は得られません。
ここで紹介している対策法のほとんどは、世間一般的な関節を動かしやすくする為のストレッチとは異なります。同じ一つの筋肉でも部分的に硬くなっている部分があります。単純にストレッチを行っても硬くなっている組織は伸びにくく、柔らかい部位は過剰に伸びる傾向にあります。この硬くて伸びにくい部分は、癒着(=組織通しが引っ付いていること)を引き起こしている可能性が高いです。それが結果的に血管圧迫を引き起こしている場合は、その癒着を剥がさない限りは十分な改善には至りません。その為、対策法で紹介しているやり方を丁寧に行って頂くようお願い致します。
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