手足の震え

目次

はじめに

脱水や意識障害を伴う“痙攣(けいれん)”は本項に含みません。

「震える」症状を引き起こす疾患にパーキンソン病・パーキンソンニズムがあります。左記疾患・現象にはその他に無動(動作が遅くなる)筋強剛(手足や体幹がこわばる)といった典型的な運動症状を認めます。運動以外では、オンーオフ現象や、嗅覚障害、精神や自律神経障害の症状も見られます。
パーキンソン病であれば、薬剤コントロールが必要な為、受診し然るべき治療(内服コントロール)が必要となります。
しかし、残念ながらパーキンソン病と確実に診断できる検査方法が未だありません。上記の運動症状やその他の症状の有無、進行性や薬の効果等で診断判定される事が多く、また薬の副作用による「薬剤性パーキンソンニズム」も混在しているため、本当にパーキンソン病だと言い切る事は非常に難しいのが医療界の現状と思われます。
パーキンソン病の病態は中脳黒質の変性によるドーパミン不足を起こす事です。
私が「パーキンソン病」と診断された方で上記症状(ドーパミン減少に伴う症状)がなく、震え症状を起こしているケースで施術後に改善したケースと、常飲薬(パーキンソン病と誤診されやすい副作用のあるもの)を医師に相談し中断する事で改善したお客様を経験した事があります。

本当のパーキンソン病をお持ちの場合は、本項で紹介する原因・対策ではお力添えは難しい状況です。現在の治療技術では、DBS(脳深部刺激療法)といった手術もありますので、受け入れ可能な医療機関に相談する事も一つでしょう。
また、脳血管障害(小脳出血・梗塞等)によるふるえ症状を引き起こす事もあります。その場合は、早い処置が必要の為、すぐに受診して下さい。
パーキンソン病に加え、脳血管障害から起因している場合は、本項での改善は難しいと思われます。


以下は、その他のパーキンソン疑いのようない手の震えを起こしている場合にとっても、有効的な記事の紹介になりますので引き続きご拝読頂ければと存じます。

症状

一般的に震え症状が起こっている場合は運動神経に障害を起こしている状態です。
主に頭・口・手足に現れる事が多いですが、下顎・声帯にも現れる事があります。
震えにも様々な種類があります。
安静時振戦・・静止している時に起こるふるえ
姿勢時振戦・・特定の姿勢で起こるふるえ
運動時振戦・・特定の動作をする際のふるえ
企図振戦・・目標物に近づける際に起こるふるえ 例)書字やピンチ動作等
羽ばたき振戦・・両腕を前方に伸ばした状態の姿勢を保てず、バタバタと羽ばたくような動きをするふるえ

安静時振戦はパーキンソン病疑い、企図振戦は小脳の出血・梗塞などの疑いがあります。
羽ばたき振戦は、肝性脳症、腎不全等で起こります。

その他、甲状腺機能亢進、中毒の禁断症状や、抗精神病薬等で起こる特徴的なふるえ症状もあります。

また原因不明の振戦の代表的な疾患に本態性振戦があります。
動作時振戦の症状が起こりやすいと言われています。遺伝の可能性も言われているが、明確ではありません。
脳神経内科を受診し、内服加療が一般的ですが、内服効果にも個人差があります。

原因


特定の原因がない、然るべき治療(内服治療含む)でも効果が得られない、パーキンソン疑いの場合は
身体環境が乱れている可能性があります。
それが、自律神経の乱れ血行不良です。

自律神経の乱れ
我々が生命活動をする為に、一定の体温が必要と言われています。体温に変化が起こった場合、身体に様々な事が起こります。例えば、「鳥肌が立つ」現象について考えて下さい。鳥肌はどのような時に起こりますか。極端ではありますが、急に極寒の環境に移動した場合、鳥肌が立ちますよね。これは、体温が下がらないように一時的に皮膚の立毛筋が活動し熱産生をしている状態であると一説にあります。
もっと身近な体験としては、排泄の時ですね。女性はピンとこない方も多いかもしれませんが、男性の大半は排尿をした際に身震いが起こりますよね。それも体内の熱が放出される事で一時的に起こっていると言われています。
上記の事を考慮すると、ふるえと体温に強い相関があると思われます。
実際に熱は脳の視床下部と言われる所が温度検知器のような働きをしており、体温の変動に合わせ自律神経に指令を出し、血管を収縮したり拡張したりする事や、その他の内臓機能(排尿調整)の調整をしています。
もし器質的な脳異常がない場合は自律神経の乱れにより体温調節機能が破綻している可能性があります。

血行不良
熱は血液に移り体表の毛細血管で熱交換(高熱時は体表に放出し血液を冷やす)されます。
血行不良が起こっている場合は熱交換に支障を与えます。血行不良を起こしている場合は同時に冷え症状を伴っていることも多いと思われます。
しかし、冷えてなくても振るえ症状を起こしている場合もあります。
それが、代謝不良です。体内の老廃物の排出障害を起こしている状態かもしれません。細胞は代謝をします。代謝をする為には血行が良い状態でないといけません。生命には動脈(心臓から送り出す血管)・静脈(心臓に戻る血管)があります。静脈に関しては、心臓の力では十分に循環しない為、筋肉のポンプ作用が必要です。筋肉が動けば、このポンプ作用が使え血液が循環されます。もし血行不良が起こっている場合は、筋収縮を起こしており、それがいわゆる“ふるえ”になっているかもしれません。その場合は血行状態を整える事が大切だと思われます。


対策

自律神経を整える

自律神経系を整える為には、十分な睡眠と、バランスの取れた食事、適度な運動を行う事から
始めて下さい。
その他では、別記事の“対策”でご紹介している背中を柔らかくするを合わせて行う事を推奨致します。



静脈の血行を整える
手の振るえ症状の場合の有効的なポイントは、鎖骨上部です。この位置での筋肉による圧迫が起こっている場合は、っ筋肉を和らげていく必要があります。
鎖骨上部のラインで硬くなっている筋肉を軽く指で押し当てながら、首を前後左右に動かします。
または、ホットタオルで温める事で筋肉を緊張をほぐす方法が良いと思われます。

足の振るえの場合は、鼠径部(コマネチライン)の血行を整える事が有効と思われます。
そのラインで硬くなっている筋肉を軽めにマッサージしてほぐす。または上記同様にホットタオルで温めて筋肉の凝りを解消していきましょう。

さいごに

冒頭に触れた「薬剤性パーキンソンニズム」では、厚生労働省でも取り上げられており一部の胃腸薬や抗精神病薬などの医薬品で見られる事があるとも紹介されています。もし常飲薬で心配になった場合は、必ず副作用も確認し、医師や薬剤師に相談する事を推奨いたします。

また上記の原因・対策を実施しても結果が出ない場合もありますが、私がここでご紹介するものは効果があったからこそ記事に上げています。身体環境を整える事は、本項に限らずあらゆる病気や不調の予防・改善への効果が期待されますので、是非一度トライして下さい。また血行不良や自律神経の調整の施術対応もしておりますので、お困りであればお気軽にお問い合わせ頂ければと存じます。

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