貧血とは
体内に循環している血液中の赤血球数が乏しい状態を言います。
●頭痛 ●目眩 ●倦怠感(疲れやすい)●蒼白な顔色 ●冷や汗
等の症状が現れます。
体内の酸素不足によって起こります。
その酸素運搬に必要なのが、赤血球内の「へモグロビン」です。ヘモグロビンは肺を通過時に酸素と結合し、全身へと循環します。酸素の足りない組織(細胞)に酸素を供給する一方、充足している場合は供給しないように調整しています。
酸素の供給が不足、追い付いてない場合は、貧血症状を起こしやすい状態となります。
貧血には
●再生不良性貧血 ●巨赤芽球性貧血 ●溶血性貧血 ●鉄欠乏性貧血 等
原因によっては様々な種類があります。
通常、大半の貧血と診断される場合は鉄欠乏性貧血です。
原因
上記で紹介したように貧血の種類は様々で先天性・後天性のご病気や臓器切除・溶血性貧血のような遺伝性の高いご病気から起こっている場合もあります。
しかしご病気や特別の場合を除いて、身体環境を整える事で軽減・改善の可能性はあります。
ここでお伝えする身体環境とは、各臓器・細胞へ酸素が供給できる状態にあるかです。
栄養素の不足(鉄分・ビタミンB 12・葉酸の不足)、肝臓機能低下、栄養素吸収に関わる臓器の血行不良がある場合は、身体環境を整える必要があります。
栄養素の不足 (鉄分)
鉄分は全身に酸素を運搬し、ビタミンB12・葉酸は赤血球を産生する働きがあります。
肝臓は吸収された栄養素を貯蔵する役割があります。
鉄分が不足する理由としては、鉄分の摂取不足と吸収率の低下を疑います。
鉄分は1日に吸収される量は約1mmですが、人間の胃での吸収速度が遅い為、男女共(成人)に5mmg以上は必要です。流血した場合(生理、外傷など)ではもっと摂る必要があります。
約1mmg程度の摂取量が足りない状態が続いた場合に貧血となります。
鉄分は食道を通過後はまず胃酸の働きで吸収されやすい状態となり、十二指腸に運ばれ吸収されていきます。胃と十二指腸の機能状態が正常でない場合は吸収率が低下します。
栄養素の不足 (ビタミンB 12 葉酸)
ビタミンB 12と葉酸の不足する理由としては、上記同様に摂取不足と吸収率の低下が考えられます。
ビタミンB 12の推奨の摂取量は男女とも(成人)に2.4μgと言われています。
葉酸は250μg前後が必要と言われます。妊娠期であれば倍以上必要となります。
ビタミンB 12は胃酸の働きで吸収されやすい状態となり、最後に小腸へ吸収されていきます。胃の障害と小腸の障害があれば吸収率が下がります。
葉酸についても胃・小腸に障害があれば吸収率が下がります。
肝臓機能低下
吸収された鉄分・ビタミンB 12・葉酸は肝臓に貯蔵されます。
肝臓に機能障害が起こった場合は、貯蔵できなくなり貧血症状の原因となります。
栄養素吸収に関わる臓器の血行不良
ここで挙げた胃、十二指腸、小腸、肝臓は全て内臓です。
内臓が循環する血液量は、条件に決まって変動します。
摂食後は、食物を消化し吸収する為により多くの血液を必要とします。正常な生理作用です。
しかし血行不良が起こっている場合は、必要とされる血液量が不足し機能の正常性を失います。
内臓神経を司る自立神経に乱れがある場合、上記同様の原因の一つとなりえます。
神経の信号が正常に伝達できるよう整えていく必要があります。
胃・肝臓への自律神経は胸椎5番〜9番、小腸は胸椎10番〜12番に伸びて繋がっています。
背中(胸椎)の動きが硬くなっている場合は、筋肉等の軟部組織から直接的に神経を圧迫している可能性があります。
硬化により神経が圧迫されている場合は、自律神経の信号が正常に行いにくい状態となります。
対策
栄養素(鉄・ビタミンB 12・葉酸)を摂取する
鉄分・ビタミンB 12・葉酸は貧血症状と相関性の高い栄養素です。
欠乏されている場合は、まず食事改善を行っていく必要があります。しかし十分な栄養素を補えていても、改善が見込めない場合は次の項目も大切になります。
臓器への血行状態の整える
臓器を支配する自律神経が乱れると正常に機能しません。神経圧迫が起こっている場合は対処が必要です。
神経圧迫の主原因と思われる筋肉は深層の筋肉の為、セルフケアを直接的に行うのは非常に困難です。その為、間接的に影響を及ぼす可能性の高い表層の筋肉を柔らかくしていきます。脊柱起立筋(背中を支える大きな筋肉)です。
特に胸椎5番から12番の高さの筋肉を柔らかくするというのが効果的です。
ストレッチ方法沢山ありますが、推奨する方法としては3つを紹介致します。
①
仰向けの状態から両足を頭側に運んだ位置から始めます。(逆ヘの字になった状態で床には頭・背中・足先が付いています。) ※顔を両膝にぶつけないよう気をつけて下さい。
両手で上体を支えながら上から順に(肩甲骨あたりから背中・腰へと)ゆっくり床につけていきます。
背骨を一個ずつ付けるように意識して行うが大切です。
②
四つ這いの姿勢から始めていきます。ドームを作るような感覚で上に凸のカーブを作るように
大きく丸めていきます。十分にストレッチ効果があります。
③
立った状態や座った姿勢で初めて下さい。背中の硬い筋肉を指で軽く抑えた状態でお辞儀をするように上半身を大きく倒します。または体を左右に倒したり、捻ったりして下さい。
①と②で紹介したストレッチ方法では、事前に身体を温めた状態から行うと効果的です。
お風呂上がりや、ホットタオルの使用が良いと思われます。
終わりに
病気による赤血球の異常がある場合や胃の全摘手術を行なっている場合では、上記でご紹介した対策方法は適しません。
現時点での私の見解では、お力添え難しく、投薬治療等に頼る他ありません。
栄養素(鉄・ビタミンB 12・葉酸)を含む食品やサプリメントで補えていても改善が見込めない場合は
神経圧迫による臓器への血行不良として上記ストレッチ方法を紹介致しましたが、
直接の原因筋と思われる部位はセルフケアでは非常に難しいと思われます。
私であれば、特別手法を用いて柔らかく出来る可能性がありますので、ご相談下さい。
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