高血圧症

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はじめに


現在では、BP 140mmHg/90mmHg以上を高血圧であると判断されます。

“現在では”と記載しましたのは、理由があります。
1960年代の医学部で使用されていた教科書には、年齢数に90mmHgを足した数字より最高血圧が低ければ正常と記載されていました。ここで言う最高血圧とは年齢数+90mmHgの事です。今ではこの考えは当てはまりません。
その後の医学界の進歩や、環境・人類の変化に合わせ現在の基準に至っております。

高血圧がなぜ問題視されるのかについては、
脳出血等の大きな病気を引き起こすリスクが高くなるからでしょう。
しかしながら、どんなに優れた医師でも、どれ程の数値で病気が起こるか断言できません。
実際、SBP(上の血圧)が150-180台の血圧をお持ちのご高齢の方でも病気を起こさない方もいます。その一方で、正常血圧内で脳出血を過去に数回発症してしまう方もおられ一様ではないからです。
とはいっても、血圧が高い状態でいる事は身体への負担は大きい状態です。
ほとんどの医師は、高血圧症の治療として、降圧剤を用いた血圧コントロールの提案はされるでしょう。
その判断は医療的対応として妥当であり、リスクを下げる為に仕方のない事ですから。

ただし、降圧剤を飲むことによるリスクも知って頂く必要があります。

私たちの体を構成する細胞は約60丁個と言われており、その細胞一つ一つに血液を送る為に血圧はその時々に増減(もしくは脈拍の増減)を繰り返します。これは細胞が壊死しないよう血液を供給・循環する為に起こるひとつの生理作用です。
血圧が高くなれば、血管には強いストレスが生じます。パンパンに空気の入った風船をイメージして下さい。そこに更に空気を入れようとすると、いつかは破裂しますね。つまり血管が切れるという事です。
血管が外傷もしくは構造破壊を伴わない範囲内で血圧増減が行えている事が理想ですが、高血圧の方は、それを破綻する程に血液供給を求められている状態かもしれないと言うことを認識する必要があります。

現在では医師の診察で高血圧に該当された場合はすぐに降圧剤を処方してもらえる時代ではありますが、
血圧が下がれば、血液の供給·循環のバランスが崩れる可能性があります。
そう考えると降圧剤は本来人間に備わっているバランスの妨げとなり得ます。

それを有害であるかないかに関しては、個人の判断に委ねますが、実際にあった事をお伝え致します。
過去に私を頼った方々に降圧剤を飲み続けた結果、不調症状を起こしたというケースがありました。
その方々は医師と相談し許容範囲内で内服量を減らした、または中断する事で不調症状がなくなっています。
中断された方に関しては、私の施術とセルフケア指導により血圧が徐々に下がり、医師と相談し降圧剤を卒業できた方です。※自己判断での中断は極めて危ないので必ず医師と相談はして下さい。

また脳障害や悪性腫瘍の発症率が高くなるという文献情報も既に報告されています。
その為、飲み続ける事にもリスクがある事は知ってて下さい。
現在では、薬の副作用等もネット等を駆使し調べられる時代です。ご自身の為に常飲している薬の副作用は知っておかなければなりません。


降圧剤を飲まれている方に不安を抱くような事を伝えてしまう結果となりましたが、
誤解はしないで下さい。
薬は、必要な場合のみに飲むものです。薬を常飲する事に対しての考え方を見直して頂きたい故にお伝え致しました。
診察では、受診時のみの血圧で降圧剤が必要か判断される医師もいます。
定期的に血圧手帳に記録を残しておけば、その経過をお伝えする事で安易な降圧剤処方を回避できます。

あなたが、人生を健康で過ごして頂ける事を切に願っております。

高血圧とは

BP 140mmHg/ 90mmHg以上は高血圧と言われています。
上の数値は収縮器血圧といい、血液を送り出すときにかかる圧力の数値です。
下の数値は拡張期血圧といい、心臓に血液をため込んでいる時の圧力です。
いずれも基準を超えると高血圧に該当します。

血圧が高い場合は、重篤な合併症を引き起こしやすくなると言われており
動脈硬化や脳血管障害、心疾患を起こすリスクが高くなります。

高血圧には原因の分からないとされる本体性高血圧と原因のある二次性高血圧の2種類があります。

高血圧と診断される9割が本体性高血圧に該当します。

以降の記事は本体性高血圧に焦点を当て、お伝えいたします。

原因

主に生活習慣から起因する事が多い為、一般的には生活習慣の改善で予防・改善できると言われています。
しかし本体性高血圧を改善する為には、血管の状態をある程度理解する事が非常に大切です。
そもそも高血圧となると直接的に影響を受けるのは血管ですね。
血管状態が、既に硬くて狭くなっている、もしくは外部から圧迫され流れにくくなっている場合は、症状が徐々に進行して行きます。血圧が必然と高くなります。

血管幅を狭くさせる大きな原因は動脈硬化です。
動脈硬化は変性悪玉コレステロールが血管内を傷つける事で徐々にかさぶたが増え血管の通り道を狭くします。
その為、変性悪玉コレステロールを増やさない事が大切です。
変性悪玉コレステロールとは、悪玉コレステロールから活性酸素の影響で酸化する事で発生します。
この活性酸素を減らす事が鍵です。
活性酸素は、強いストレスや高負荷の運動でも生じます。排気ガス、ダイオキシン・化学物質等にも大量に含まれます。栄養素のビタミン・亜鉛・ポリフェノール等は活性酸素を減らす作用があります。


血管の圧迫の要因に筋肉等の軟部組織等の圧迫が考えれます。特に血圧上昇を伴う血管圧迫の場合は、細動脈や毛細血管を狙うより大きな血管に焦点を絞ってケアする方法が有効と思われます。

対策

活性酸素を減らす
現代社会において、環境やストレスを避ける事は難しい為、食事生活の改善を図ります。栄養素のビタミン・亜鉛・ポリフェノール等は活性酸素を減らす作用がある為、バランスの良い食事を心がける。もしくはサプリメントを摂取する事もいいでしょう。

血管の圧迫を緩和する=筋肉をほぐす
筋肉での圧迫を考える場合は、優先順位は手足です。更に体幹に近い部分の血管は大きい為、股関節・肩関節の筋肉を柔らかくして下さい。

股関節の筋肉の柔らかくする
仰向けの状態で行って下さい。柔らかくしたい側の太腿の前側(下着のライン=コマネチライン)に拍動を大きく感じる部位があります。大腿動脈と言われる血管です。その周囲の硬い筋肉を指で軽めに抑えた状態で足を胸まで大きく曲げる、内回し・外回しにゆっくり大きく回します。

肩周りの筋肉を柔らかくする
鎖骨の上側にある硬い筋肉がターゲットとなります。指で軽めに抑えた状態で肩まわしをゆっくり大きく行います。首を左右前後にゆっくり動かすことも行いましょう。


食事改善を図っても、栄養素が体内全身へと供給できなければ不十分と思われます。
その為、血管の物理的圧迫の緩和も同時に図ると効果的です。


さいごに

高血圧は病気を引き起こすリスクが高くなる為、生活習慣の見直しや降圧剤の処方が必要となるでしょう。
しかし、血圧が高くなりやすい方には遺伝・病気や生活習慣以外に身体環境の乱れも当てはまります。
身体環境の乱れが全てではありませんが、一つの要因となっている可能性もあります。
その中で食事改善と血管の物理圧迫の緩和として簡単に行えるセルフケア方法のみ紹介致しました。
これだけで改善できる可能性もあります。
私は神経・血管・筋肉等の解剖知識や触診に長けている為、上記で解決できない場合は
施術で良い状態に整えていくご支援ができればと思っておりますので、まずはご相談頂ければと思います。


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